熟女モノ作品を多く販売しているCATTLEYAの作品なだけあり、一定のクオリティのある作品だと思います。ヒロインである女将:美沙織が、熟女である事を感じさせてくれる絵柄と塗りになってますし、それを演じている白井さんの声もキャラに合っていて、色っぽい大人の女性である事をきちんと演じてくれています。
しかし、私にはちょっと物足りないというか、もう少しシナリオの展開を考えてほしかったなぁと感じました。というのも、この美沙織さんが落ちるのが早すぎると感じたからです。
「だめよ、こんな事をしてはいけないのよ!」といった感じで主人公である甥をたしなめ、強く拒んだのは最初だけ。以降はなし崩し的に甥からの欲求を受け入れてしまいます。そのため「叔母」と「甥」であるという禁断の関係を犯しているタブー感がそんなに感じられなかったといいますか・・・。中盤以降はただHするだけになってしまってるように感じられたのが残念でした。
そうなってしまうのも、美沙織の性格に押しに弱い部分があるからかもしれません。しかし、長年に渡り老舗旅館を守っている女将なわけです。なにより叔母なのですから、もうすこし凛とした気丈な態度を持ち続けて欲しかったなぁと・・・。甥に何度も迫られようとも、快感に身悶えしながらも、叔母として頑なに拒み続ける姿を見せて欲しかったなぁと・・・。そうすれば、そのような美沙織さんを落とす征服欲や達成感が、より高まったのではないかと思いました。